須田 耕介:上智大学 外国語学部 英語学科
皆さん、こんにちは!須田耕介と申します。
一年間の留学生活、お疲れ様でした!アメリカで様々な経験をしてきたみなさんは留学する前より一回りも二回りも大きくなって帰国したことでしょう。帰ってきたばかりでまだアメリカ気分が抜けない方も多いかと思います。
しかし!これから受験生となる方、約半年後に迫る「入試」を意識しなければなりませんよ!憂鬱なのはわかります。正直、ダルいです。けれど大学受験をするからにはスタートは早ければ早いほど良いものです!しかも、そういう人たち(もちろん僕もそうでしたが)は、周りの一般の受験生に比べて、一年間の受験勉強のブランク+受験勉強の期間が少なくなる、という二重のハンデを負うことになります。これはまぎれもない事実です。したがって、「今年はもうあきらめようかな・・来年あるし。」ではなく、「これくらいのハンデがあってちょうどいいぜ!」みたいなキャラでいくことが大切なのです!僕で乗り越えることができたのですから、みなさんにできないわけがありません!!速やかにアメリカ気分から抜け出して、受験モードへと切り替えることが重要です。
これから僕の受験を、時期ごとに振り返っていこうと思います。受験体験記ということで、ここでは僕の大学選びの動機などはひとまず置いといて、受験勉強に焦点を当てていきたいと思います。だらだらと長く書いてあり、読むのが面倒だという人もいるのではと思いますが、どうぞ最後までお付き合いを。それと、これはあくまで「僕」の受験勉強法であって、十人に十人、このやり方が適応するとは限りません。人にはそれぞれ、その人の受験勉強法があります。ですから、僕が紹介する方法を、みなさんの勉強の「参考」程度にしてもらえればいいなと思います。そして塾に行く人は、塾にいけば講師の先生や受験の相談にのってくれる人たちがいるはずなので、そういう人たちに自分が受験について疑問に思うこと・不安に思うことなどをどんどん訊いてみてください。
受験体験記
◆June 2006◆
6月15日、僕たち2005年度組は遂に、一年間の留学生活を終えて日本に帰国しました。その頃はまだ、僕も帰ってきたばかりでしたので受験勉強はさておき、高校のクラスの友達や部活の仲間たちとの再会を楽しみました!一年ぶりの再会はなかなか粋なものでした。帰国から一、二週間ほど経ってから、「そろそろやりますか・・」と現実にかえり、いそいそと河合塾(僕は横浜市民なので家から近い横浜校にしました)へ夏期講習の申し込みをしに行きました。塾は他にも駿台予備校や代ゼミがありましたが、高二の頃から河合に通っていたのと、先生が良いという噂が多かったので河合塾にしました。
◆July 2006◆
この頃から僕の受験生活が本格的に始まりました!もちろん、6月の最後のほうにも少しはやっていましたけれども。僕の場合、まず何から手をつけたかというと、各教科について忘れていた知識を思い出すことから始めました。
僕が忘れていたのは・・・
※国 語:漢字(かなり)、古典の古語及び活用形、漢文の知識ほとんど
※数 学:公式(特にベクトルの箇所がひどかった・・・)
※化 学:ほとんど全部。無機・有機は習っていませんでした。
※政 経:忘れたというよりこれは僕の高校では三年生からの科目なので、帰ってきたときはほとんど政経に関しては
何も習っていませんでした・・・
※日本史:これも政経と同様・・・
こんな具合でした。たくさん抜けてしまいましたね(笑)
話がずれますが、僕の志望校は始め「一橋大学」で、選択の受験科目は「地歴→日本史」、「公民→政経」、「理科→化学」でした。周りでは地歴では地理、公民では現社、理科では生物が簡単だ、などと言われていましたが、僕は自分で興味をもってできそうなものを選びました。みなさんも、周りが簡単と言っている科目にするのではなく、自分が興味をもって最後までできそうな科目を選んでください!化学は文系には珍しい科目とされていますが、僕は面白いと思ったので文系ですが化学にしました。
話を戻します!まずは忘れた知識を思い出すのが先決です!僕なんかより全然できる人は、この思い出しの作業を夏期講習が始まる前にはさっさと終わらせてしまえるかもしれませんが、僕はこの作業を8月の初旬頃までやっていました。もちろんその間に夏期講習も、なんとなくではありましたが、こなしていました。
◆August 2006◆
この頃、初めて模試を受けました。結果はまぁ予想どおりで、英語は偏差値72くらいでなかなか良いほうなのですが、それ以外は全滅でした。数学にいたっては偏差値50未満という驚異的な結果でした。でもいいのです。まだこれからなのですから・・・
8月の中旬には、もう完全に思い出しの作業も終わり、政経・化学・日本史の未学習の分野に手をつけ始めました。夏休み中、僕が重点をおいていたのが、苦手であった日本史と特に重要視される数学でした。講習がない日は1日4科目くらいやっていました。
◆September 2006~December2006~◆
この間が、僕の人生の中で一番勉強した時期だと思います。毎朝七時に起床し、8時には家を出て、9時から塾での授業に参加します。
またここで余計な話を一つ・・。僕は塾が大嫌いでした。その要因の一つに友達がほとんどいなかったことがあげられます。なんとなく馴染めなかったのです。お昼の時間はいつも一人で読書しながら食べていました。高校でのクラスの友達や、同じ留学仲間と楽しく過していた時とのギャップが激しく、余計にこの孤独はこたえました。塾にいる時の唯一の楽しみは、ときたま高校の時の友達に会うことくらいでしたね。しかし、僕がそれでも塾を利用し続けた理由は「先生にいつでも疑問を訊ける・チューターが相談にのってくれる」からでした。ここで、塾に通う際に重要となる点を二つ。まず一つ目が、「塾には色々な講師の人がおり、彼らは受験勉強のエキスパート。よって授業や普段の勉強で疑問に思ったことはすぐに訊く!」。そしてもう一つが、「塾はあくまで利用する。全部塾にまかせてはいけない!」ということです。塾に行く人は以上の点に注意してくださいね!
話を戻します。9時からの授業に参加。昼休みは12時半からで、昼食は10分ですませ、次の授業までは散歩したり高校の友達と話したり音楽を聴いたりして、リラックスの時間にしていました。そして1時から3時まで授業。授業の後は自習室に行って、その日の授業の復習と、次の日の授業の予習をしました。それが終わった後は、もう6時近いので帰宅。帰った後はお風呂に入り、夕食を食べ、9時まで休憩(約30分)。9時からは予習・復習が完了しているので、自分の思うように勉強しました。苦手な箇所や、忘れやすい箇所、暗記ものなどをこの時間にやっていました。そして午前1時頃に就寝。これが主な僕の生活のサイクルでした。土日はそれこそ、一日中勉強でしたね。土日は普段の予習・復習にほとんど縛られることなく勉強できるので、大事ですよ!!
◆January 2007◆
この月の21・22日はセンター試験でした。そのため、僕は12月の末頃から完全にセンターモードに切り替え、国公立や私大の勉強はひとまず置いておいて、センターの過去問やセンターに関する勉強のみしていました。余談ですが、僕は12月中旬頃に「一橋大学」をあきらめました。理由は一つ。日本史がダメだったからです。模試はこの頃までに数回受けていたのですが、日本史の点数のみ、点数が帰国した当初と変化なく、50点前後だったのです・・。さすがにそろそろ「頑張ればなんとかなる!」というものは時間的にも精神的にも無理になってきていました。僕の場合、日本史の他に化学と政経もあまり芳しくなかったので、このまま伸びる余地のなさそうな日本史に勉強時間を費やすよりも、まだ伸びる可能性のある化学・政経にその分費やしたほうがいいのでは!?と思いたち、遂に日本史を断念しました。
そして、センター当日。初日。前夜は寝る前に飲んだホットミルクのせいもあってか、比較的ぐっすりと眠ることができました。
緊張したのは、最初の科目である政経の最初の10分!第一問目がわからなくて相当焦りました!「こんなはずでは・・・」そう思いましたが、深く入りせず(実は試験中には、「あきらめる」ということもポイントです!)、次の問題に移りました。試験の時に重要なのは時間配分です!これを誤れば、できる問題もできなくなってしまいます。ですから、普段受けている模試や、過去問などでも十分練習しておいてくださいね!
◆February 2007-March 2007◆
この頃は、私大及び国立の試験がありました。僕が受験したのは上記のものだけです。早稲田の国際教養も出願したのですが、上智の外国語学部英語学科の二次と重なってしまい、試験は受けませんでした。安全校は受験しませんでした。受かったって行く気がなかったからです。僕が受験した大学は全部、受かれば行きたい大学でした。
この頃の僕の勉強はみなさんの参考になるようなものではないので控えておきます・・・。ここまでくれば、みなさんはもうすでに自分の勉強スタイルを確立していると思うので、それを自分の受験する大学の試験に合わせて貫いていってください。
◆Extra~◆
ここでは、僕の各教科の勉強法と、上で書き忘れたいくつかの重要な点にふれてみたいと思います。
勉強法
<数学>
問題演習が中心で、使っていた問題集は「数学Ⅱ・Bチャート式・青色」と河合塾でもらったテキストでした。できるだけ色々な種類の問題にふれておくといいと思います。やればやるだけ力がついてくる科目だと思うので、途中で放り投げず、しっかり最後までやってみてください!
<国語>
「現代文」は塾の授業とその予習・復習が中心でした。受験終わって思ったのが、もうちょっと論説の文章にふれておけばよかったかなということです。日ごろから時間を見つけて評論などを読んでおくといいかもしれません。現代文の問題演習は河合塾のテキストでやっていました。「古文」はなによりもまず単語の暗記です。僕のおススメは「古文単語ゴロ565」です!書店に行けばあると思うので、みなさんも一度はぜひ見てみてください!そして次に助詞・助動詞の意味と活用形の把握です。これをふまえた上で、古文をいっぱい読んでみてください。古文独特の世界観・雰囲気に慣れるのも重要です!「漢文」も「古文」と似たような感じで、とにかく語法を覚えて文章に慣れることが大切です。「漢文」でのおススメは、学研の「早覚え速答法」という本です。これ1冊で「漢文」の勉強はすんでしまうといわれる代物です!
<化学>
まず一通り全範囲を終わらせて、それから自分の苦手な箇所を徐々につぶしていくというのが良いかと思います。有機・無機の分野は特に、覚えればすぐに得点につながるので欠かさないでください!また、化学は以外と暗記が多いのでどうしても時間が経てば忘れてしまいます。しかし繰り返すことで定着していくことは間違いないので、定期的に、繰り返しやってみてください。問題集は高校でもらったものと河合塾でもらったテキストを併用していました。おススメの参考書はチャート式の「化学I」という本です。
<政経>
センターでしかこの科目を利用しない人は、もうただ覚えるだけですかね。僕の覚え方は、模試などで間違えた箇所・わからなかった箇所を、ノートにその事柄の詳細とともに書き出し、あとで何回も見直すという方法でした。後でそれの関連事項などを付け足しておくと一層良いノートになると思います。過去問をいっぱい解くというのも重要です!センター予想問題などというものがありますが、まず過去問をやってからにしてください!過去問は、僕は2006の本試・2005~2002の本試及び追試の、計9回をやりました。
<英語>
これはもう大丈夫だと思います。ただ、早慶・上智、国公立を目指す人は、英語を怠ってはいけません!自分の語いを増やし続け、難しい文構造にも対応できるようにしておいてください。英語はみなさんの受験のポイントゲッターになるはずです!決して気は抜かないでくださいね。
ポイント
ここでは、上の方で書き忘れた重要な点を、箇条書きで並べたいと思います。そっけなくみえるかもしれませんが、どれも僕は重要だと思うので、一通り目を通してみてもらえればと思います。
☆ 「勉強は計画的に!!自分で勉強の予定表を作ってから勉強に臨む!!」
僕は1回につき2週間分の予定を立てていました。途中に調整日をいれておくと、予定が狂った時にうまく調整ができます。
☆ 「予習・復習は大切!特に復習!!」
意外と大切です!時々これらを軽んじる人がいますが、とんでもない!予習は授業前の自分のわからない箇所を浮き彫りにし、復習は知識の定着を助長します。欠かさずやってくださいね!
☆ 「徹夜はしてはいけない!!」
昔は「4時間寝れば受かり、5時間寝ると落ちる」なんて言われていたそうですが、ありえません!睡眠は絶対に十分とってください!ちなみに僕の睡眠時間は平均6時間くらいでした。
☆ 「模試・過去問の復習はけっこう大切!!」
模試・過去問はやったら成績みてそれっきりという人がいますが、もったいないですよ!模試・過去問は最低でも3回はやり直してみるといいと思います。ここで気をつけたいのが、問題の答えの番号覚えていたから正解したのでは意味がないということです。自分の力で解いたものと、運・解答番号の暗記で答えたものの違いをハッキリさせておいてください。
☆ 「受験勉強はそんなにつまらなくもない!?」
受験を経て、僕が良かったなと思えることは二つあります。一つはものすごい達成感を得られたということです。自分の頑張った成果がでるほど嬉しいことはありません!受験はそんな達成感を得られる良い機会だと思います。二つ目は受験を通して学問に興味を持てたということです。僕は受験期になってから様々な本を読み始めました。「マクベス」なんてもし受験をしなかったら一生読まなかったでしょう(笑)。受験とは直接関係ないけれど、学問に興味を持てたのが僕にとっては嬉しかったのです。けどまぁ、みなさんが僕みたいな変人かどうかはわかりませんけれど・・・。
☆ 「あきらめない」
最後に何だよこれ!とか思う人がいるとは思いますが、最終的に最も重要なのはこれだと思います。後で参考程度に僕の成績などを載せますが、決して良いものではありませんでした。けど最終的に僕が合格を掴み取ったのはあきらめなかったからです。決断したときからもうあきらめるには遅すぎる!くらいの意気で、みなさんも来年の春にサクラを咲かせてください。自分で咲かせたサクラはかくも美しいものなのか・・・そう実感できるはずです!!
みなさん、最後までお付き合いいただいてありがとうございました。最後に、僕の最後の模試の成績を参考までに掲載しておきます。「コイツこんなんで受かったのかよ!!オレでもできんじゃん!」と思ってくれれば光栄です。 それと、模試はあくまで「模試」ですので、「模試がよかったから実際も余裕じゃん!」とか「あ~ぁ、もう本番もダメかも・・」とか思わないでくださいね!模試が悪くても本番でできれば何の問題もありません!逆もしかりで、模試ができたって本番でできなければ無意味です。 大学はゴールではなく、あくまで通過点です。大学で更なる成長を遂げ、社会に出たときみなさんと共により良い社会を築いていけたらいいなと願っています!!
最後のマーク模試(センタープレ)の成績
英語・・・190、数学IA・・・74、数学ⅡB・・・58、国語・・・132、化学・・・52、政経・・・60、日本史・・・53
<<大学判定>>{A~Eの5段階で、C以上が一応合格の見込みありとされています}
横浜国立大学 経営学部 ・・・D、上智大学 外国語学部 英語学科・・・E、上智大学 経済学部 経営学科 ・・・D
早稲田大学 商学部・・・E、明治大学 商学部・・・C
























