紀野 知成
僕の就職活動は人生活動(造語です)の一環とも言え、留学体験なしでは語れません。なぜなら就職活動のアプローチは留学のそれとあまり変わらず、すべて自分の頭で考え悩み抜き答えを出すとてもpersonalでuniqueな体験だと思うからです。幼少の医療への興味から留学経験での教育・人種問題へと変わり、最後に就職活動で民間CSRの視点へと繋がってゆく流れをお話したいと思います。
はじめに
就職活動とは、自分の人生の目的を達成するための準備期間であると僕は思います。ですのでそれまでの自分の人生を振り返るいわゆる自己分析、そして将来成し遂げたい目標との2点を繋いだ中間の今現在何をすべきかを多いに悩める期間でもあります。
欧米では一般的にBlank Year(大学卒業後の空白1年間)が社会的に認められていますが、日本では普通大学3年時に就職活動を勉強と平行して行うのでミスマッチ就職が多く起きるのだと思います。新卒3年目で3割以上が辞めるわけですから、離職したいと思っている人はもっといるでしょう。
その点で言うと、留学を経験した皆さんは1年間自分は何者で何をしたいのかという事を同世代の誰よりも考え抜いて苦労してきたので間接的に有利だと思います。自己分析や将来何をしたいかという事がしっかりと固定された状態でする就職活動はとても楽しいしやりがいに溢れたものです。就職活動でも留学経験は高く評価されますし、何より自分がアピール出来る事があるという基本姿勢が自身に繋がり、有効に働くと思います。
自身の就職活動
さて、恐縮ながら僕自身の話をしようと思います。僕の就職活動は過去と切り離すことが出来ないので、過去の体験→留学体験→大学生時代の体験→三菱商事への就職という流れでお話したいと思います。
僕は幼少のとき養護学校にいた経験から,アメリカのメディカルスクールに行って医者になり、国境なき医師団に入って何不自由ない健常者とそうでない人の”格差”(と言うと大げさでしょうか)を埋めるという夢がありました。
そのためにJYDAを通してのアメリカ公立高校交換留学プログラムでAPクラス(大学生クラス)のAnatomy(解剖学),Biology(生物学),Calculus(微積分学)等を取って猛勉強しました。
勉強自体は楽しかったのですが、その公立高校が9割以上アフリカ系アメリカ人とヒスパニックの生徒にも関わらずAPクラスはほとんど白人で教師も全員白人でした。2001年のテロが起きた年でもあったので、政治経済や外交問題、特に人種問題や教育においての”格差”に強い疑問を感じ、帰国して大学に入ってすぐe-learning事業を起こして教育からの格差を埋めることを目標としていました。
その後の大学2年時からもベンチャー企業インターン、3年時には民間企業でのインターン、国会議員インターン、大学教授アシスタント、4年時では国連機関でのインターン、大学院試験、国1試験、公的機関事業参加、芸能事務所と様々な角度から走り回った大学生活でした。どちらかと言うと人生活動の中に就職活動があったような気もします。
その中で国や公的機関と共に社会的な事業やプロジェクトを行っている民間企業、三菱商事に強く惹かれました。
民間企業の方が資本を税金から頂いていない分活動の制約が少ないですし、CSRという視点から効率的な社会貢献が出来ると感じました。
実際、最終面接でも”ビジネス視点も重要ではありますが、何よりも私は国益に寄与したいと思っています。”と強く意思表示したときに採用してくれたのは民間で三菱商事だけでした。
まとめ
つまり僕の就職活動を振り返ると,達成したいことは「社会的な格差を埋める事」で、医療→教育→民間CSR→??と興味のあるアプローチ法が変わっていった事に気付きました。
これからも変わるかも知れません。いえ、社会に入ってきっと変わるでしょう。実は将来国際機関にエントリーをする事を見据えての就職でもありました。しかしそれは決してネガティブな就職ではなく前向きな就職だと僕は思っています。皆さんが留学前と後で経験したように、興味の対象は成長と共に変わります。
就職活動では、いわゆる企業のセミナー参加やインターンシップ参加のみに終始するのはとても勿体ないことだと思います。
たくさんの人やものを見て刺激を受け、必死に悩んでもがいて、これから待っている充実した人生の準備をしてみてもいいんじゃないかなと思います。
その中で大事な事は、決して自分の大切な人生、そして自分が自分に誓った約束を裏切らないことだと思います。
こっそり怠けることも出来るし、自分の限界を容易に決めることも出来ます。でも自分は自分をずっと見ているし、自分が今まで生かされてきた意味とそれをどうやって周りに返せるのかを就職活動を通して考えたらとても実りのある楽しい時間になると思います。
もう一度言います、就職活動はとても実りのある楽しい時間です。
留学を経験した皆さんならきっと分かる筈です。Live your dream, Believe in Yourself!
JYDAの皆さんは何か就職活動で困った事があったらいつでも相談に乗ります。それでは、Enjoy!























