平木 英理子:国際基督教大学
こんにちは、平木英理子です。みなさん、有意義な交換留学生活を過ごすことができたでしょうか?最初はとてもつらい思いをしたと思います。私も大変でした!でも泣いてばかりいたあの時期があったからこそ、その後の楽しい日々を得ることができたのだと思います。私の母が、日本を旅立つときに『いっぱい泣いて大きくなりなさい』って言ってくれたんです。まさしくその通り、いっぱい泣いていっぱい大きくなれましたね、英語力以外の部分でも。きっと、今これを読んでいるみなさんも、私のような経験をしたのではないでしょうか。
では、前置きはこれくらいにして本題に入りましょう。私の受験。まず一言で表すと、楽しかったです!いや、決して勉強が好きな訳ではなかったですよ。でも、なんだか楽しかったんですよね。
私は、高校二年生で留学して、戻ってからまた高校二年生からやり直す選択をしました。高校の先生から『外大ではなく総合大学に行きたいならそうした方が良い』と言われたことも選択の一つの理由ですが、私自身、学年を落とすことに特に抵抗はなく、友達と違う学年になってしまう寂しさよりも、もっと大きなものを得られるような気がして、進んで留年を決めました。
そして、約一年の休学を経て復学。帰国の時期は6月中旬の金曜日でした。帰国報告のために次の月曜日に学校に挨拶に行ったところ、『明日から来るやんな?』と新しい担任の先生に言われたんです。『…えっ?!』『まぁ筆記用具だけ持ってきてくれればええわ。教科書は適当に貸したるし。』という感じで帰国後すぐに復学しました。
まず、復学後すぐの一学期が終わるまでは日本の学校のペースに体を慣らすことから始まりました。電車を使っての通学の感覚がめっきり抜けてしまっていて、逆カルチャーショックの中、些細なことに驚き、感動しながら元気に登校する毎日。一学期の期末テストの結果は…ご想像にお任せします。(笑) 夏休み前からは部活にも本格的に復帰。体を鍛え直し、夏休みは部活と宿題に明け暮れていました。
授業は、英語の授業の理解度合いに感動。優越感に浸ることができました。しかしその反面、数学には四苦八苦。もともと得意ではなかったため、高校一年生で習った内容を、思い出すというよりも、一から学び直しました。高校二年生の間は、少しずつ留学前に習っていた内容を思い出しながら、授業で習う新しいことを吸収している感じでしたが、生活のメインは部活でした。
私の場合、復学した時には元の学年の友達がすでに受験生だったため、何かと情報を得ていました。模試の結果や受験校をどうするか、というようなことを友達が話しているのをよく聞いていたので、大学受験に目を向ける機会が割りと多く、遠いものではないのだ、という意識はありました。
本格的に”受験勉強”というのを意識して勉強し始めたのは、高校三年生の5月ごろ。部活の引退試合が目前に迫っており、もう勉強一色の毎日なるのだ、と認識し始め、何か自分もしようと思い、勉強に取り掛かり始めました。また、この時期に大学見学に行きました。実は早稲田大学国際教養学部を見学に行ったのですが、次の日についでに寄った国際基督教大学(以下ICU)に一目惚れ!目指すところが見えて、やる気が出てきました。でも私の高校の友達はみな国公立を目指していたし、私も国立大学進学を中心に考えていました。 その頃から塾に本格的に行き始め、数学と日本史の授業を取りました。数学のクラス分けテストの結果はボロボロで、三段階あるクラスの一番下のクラスでした。正直ショックでしたけど、実はこれが功を奏したんです。どの内容も基礎から教えてもらい、分からないところは積極的に質問に行くようにしました。塾でのこの数学の授業のおかげで、勉強そのものに対する姿勢も変わりました。数学はもちろん、他の教科でも分からないところはその日の内に解決しようと思うようになったんです。
学校でも塾でも、授業を受けるときに一番大切にしなければならないのが、授業を大切にすることです!!理系科目の予習は特にいらないと思いますが、文系教科の予習はしましょう。少しだけでもいいです。さっと目を通し、分からない単語の意味を引いておくだけでも、授業中の理解度合いが大きく変わります。そして授業中は、特に自分が予習の段階で分かりづらかった箇所を集中して、よく分かった部分は聞き流して、というように同じ授業中でも自分の中でペースを作るんです。誰だって集中し続けるのは難しいこと。適度に息を抜ける部分を自分で見つけて(もちろん、こればかりになってしまっては意味がないですが)、説明を聞いても理解できない部分があったら、その授業の後すぐに先生に質問に行き、疑問点はその日の内に解決しましょう!
ここからは、勉強スタイルについてお話します。
高校3年生夏休みまで
6月上旬に部活を完全に引退してからは、学校が終わってからすぐ毎日塾の自習室に行きました。この時期はまだ学校でも新しいことを習っていたので、基本的にその予習・復習をメインにやっていました。ここで習う内容をその時にしっかり理解すれば、あとは受験直前まで復習はいりません。その週に習ったことの周辺問題をその週のうちに。一週間分だとちょうど適度なまとまった量になり、流れでつかめるので、週末にまとめて復習していました。
夏休み
この時期は今思い返してもすごい生活をしていたなぁ…と思います。
【朝5時半:起床→1時間勉強(数学の簡単な計算問題、日本史の一問一答、漢字など)→6時半:ラジオ体操(これ重要です!!体もしっかり起きるし、ペース作りの要。そして何よりも気持ち良い!!!!)→勉強・朝ご飯→9時前~21時半ごろ:日によって授業をはさみながら塾で勉強→22時過ぎ:帰宅、お風呂など→23時:就寝】 こんな生活をしていました。こうやって聞くと勉強付けで地獄のような生活ですが、先ほども述べたように、私はとても楽しんでいました。特に苦手科目の数学に重点を置いてやっていたのですが、一からのスタートだったため、自分の勉強の成果が目に見えて分かって、毎日成長の喜びを感じながらできました。
二学期
学校の勉強と並行しながら、応用問題を解きました。
冬休み
この時期は再び夏休みの生活パターンの始まり。基礎固めではなく、より実践的にセンター試験の過去問題全科目計7年分、各予備校が出しているセンター試験予想問題全科目計約30回分、東京・京都大学の英語の入試問題 過去問題(読解・英作文)をひたすらやりました。解くだけでなく、解説まで入念に読み込む!
次に具体的な方法をお話します。
国語(現代文):出口のシステム現代文-大学入試[バイブル編]、[センター対策編]、[実践演習編]
(出口汪 著/水王舎)を段階別に順番に、1日二題ずつ、丁寧に解く。
◆国語(古文):
実践演習 基礎 古文[改訂版]、標準 古文[改訂版](川村力雄 編著/桐原書店)を1日二題ずつ。
全部解き終えたら、もう一度最初から。何度も何度も文章を覚えるまでやり続ける。解説は念入りに、重要な箇所には線を引きながら読む。
◆数学:
教科書準拠の問題集と青チャート(数研出版編集部)を、分野ごとに並行しながら一週間に一分野を極める。
◆日本史:
必修 日本史B 一問一答 [改訂版](旺文社)を、学校の教科書・資料集・日本史用語集(山川出版社)を見ながら繰り返し解く。一問一答だけではなく、他の教材も参考にしながらやることで、ビジュアル的に覚えられます。暗記物は試練のように思うのではなく、興味を深めるような軽い気持ちでのぞむのが一番!やっている内に、『もっと知りたい』って思うようになります。
◆政経:
大学受験 一目でわかる政経ハンドブック(東進ハイスクール講師 清水雅博 著/東進ブックス)と学校の資料集を読み込む
でも政経は基本的に学校の授業中に理解するようにしていたので、学校外で取り組むことは少なかったかも。
◆生物:
ニューグローバル生物Ⅰ(東京書籍)を一週間に一分野ごと。生物は文章を読むよりも、下手でも実際に絵を描いてみたほうが断然覚えやすいです。
さて、今まで私は一切英語の勉強方法について触れてきませんでした。ここで少し英語のお話をしましょうか。
留学してから、英語力に自信がつきました。実際学校の授業を受けていても、『先生の発音めちゃくちゃやなあ』なんて思いながら聞いていました。(笑)しかし、そうは言っても、実際授業で扱う文章は大学入試の過去問題だったので、知らない単語が多く苦労しました。留学を通じて身につける英語と入試英語は違います。入試のためには何よりも単語力・熟語力が不可欠です。私は、授業以外で長文読解演習はしませんでした。ただ、英単語TARGET1900(旺文社)とNext Stage 英文法・語法問題(桐原書店)を電車の中で愛読していました。英語には気楽な姿勢で取り組めたため、うるさい車内でもできました。ここでおすすめなのが、このような参考書についているCD!目で覚えるだけでなく、耳でも覚えられます。CDをi-podに取り込んで、移動中ずっと聞いていました。すると、気づかないうちに覚えてしまいます。次にどんな単語が出てくるかまで、順番どおりに覚えてしまうほど聞き込みました。特にi-podに入れて聞いていると、【音楽を聞いているように見えて、実は勉強している】ため、人より一歩抜け出せます!(笑) この作戦は英語だけでなく、友達に借りた古文のゴロで覚える古語単語565(板野博行 著/旺文社)のCDも毎日聞いていました。
実際に長文読解を始めたのは冬前。東京大学と京都大学の入試過去問題を各計10年分はやったと思います。やはり、これらの問題は手強いです。でも、だからこそ楽しいんです。得意科目ほど、レベルの高い問題にあたるからこそ、自分の未熟さを思い知らされます。実際に受験校には関係ありませんでしたが、理解を深める意味で大変役に立ちました。
私は、第一志望校はICUだったのですが、ICUの入試問題はと~~っても特殊で、一か八かの賭けのようなものだったので、国立大学進学のための勉強を続けました。センター試験も5教科7科目受けました。
実際に過去問題を解いたのはICU、慶應義塾大学の小論文、大阪大学です。ICUのためには、センター試験が終わって最初の二校の受験が終わってから一週間で、倫理の参考書と、就職試験用の一般常識の参考書を読み込みました。慶應義塾大学の小論文は学校の先生に、ICUの試験が終わってから一週間で、必要最低限詰め込みました。実は、慶應義塾大学の入試の日にICUの発表で、受験後すぐICUの発表を見に行きました。なんとか合格!!!その後の大阪大学は、全くやる気が出ませんでした。一週間あったのですが、ほとんど参考書も開かないまま受験に行ったので、やはり結果は失敗。完璧にモチベーションが低すぎましたね。
こんな感じで私の受験生生活は終わりました。何よりも大切なのは、(1)楽しむ(2)規則正しく生活することですね。あと、参考書が使えば使うほどボロボロになりますよね。個人的には、ボロボロの参考書がとても嬉しかったんです。自信にもなります!そして、私は夜が弱く朝に強いので、23時には就寝するようにしていました。自分なりのペースを早いうちに見つけて、楽しんでください!
私の話が、皆さんの少しでも参考になれば嬉しいです。
センター試験結果
英語:248点(筆記:200点、リスニング:48点)
国語:172点(現代文:84点、古文:50点、漢文:38点)
数学ⅠA:94点、数学ⅡB:72点
日本史B:73点、政経:73点
生物:73点
最後の模試の判定
国際基督教大学教養学部A
関西学院大学総合政策学部A
神戸大学国際文化学部B
大阪大学法学部公共政策学部C
(慶應義塾大学、立命館大学は願書申し込み期限直前に受けようと思いつきました。)
























